6月から始まった、北海道勇払郡厚真町訪問で、行くたびにいろいろな食材を買ったり、頂いたり、送ってもらったりと、北の食材を楽しむことをしています。その幾つかを、食材紹介とレシピを添えてご案内しますね。
まずは、厚真町特産の米と大豆で作った「おふくろ味噌」を使いました。かの地だと、一家で数キロの味噌を買う話に、ビックリ!東京だと(私のような気楽な暮らしの人だけですが・・・)ちょっとの味噌でも残ってしまいます。そしたら友人が、おいしいネタを教えてくれたのです。
■玉ねぎのスープ仕立て
①たまねぎの小さいものの皮をむき、天地を切る(玉ねぎは丸のままにしておく)
②鍋に、①を並べ、ひたひたの水を入れ、「コンソメスープの素」を加えて煮る。
③玉ねぎにくしが通るくらい軟くなったら火を止める。
④皿にとりわけ、スープと共に供する。その時、味噌を添える。
*つまり、玉ねぎを薄味で煮て、その玉ねぎを1枚づつはがしながら、味噌をつけながら食べ、スープにも味噌を溶きいれて食す。という簡単なもの、上は「うどん」のつゆ替わりにしたもの。下は「肉とソーセージ」を加えて、ポトフタイプしたものです。玉ねぎって、こんなにおいしかったの!と驚くこと請け合いです。
次は味噌関連で、そのJA婦人部の味噌加工場で作ってるものを使って作ってみました。左が辛い青唐辛子を入れて作った「なんばん味噌」、右が「麹漬け」のもとです。
■一番上は料理とは言えない、単なる「もろきゅう」なのですが、なんばん味噌とゅうりはベストマッチ!
■なすのなんばん味噌焼き
①なすを縦2つに切り、皮の部分に包丁で切りこみを入れ、火が通りやすくする。
②フライパンにゴマ油を熱して、皮側から焼き、焦げ色がつくくらいまで焼く。
③皿に②を並べて、「なんばん味噌」を塗る。青シソを添えて供す。
(青シソを乗せて、一緒に食べてね)
■キャベツの即席麹漬け
①キャベツを荒せん切りにする。
②大匙2杯ぐらいの「三五八の素」をかけ、軽く揉む。
③②を軽くしぼり、青シソの千切りを添える。
*なんだか、この3つとも料理とは言えないほど簡単なもの。でもおいしいですよ。お試しあれ。
厚真町の「あつママくらぶ」がやっている野菜の通販「バラエティBOX」を送ってもらうように頼みました。7月の宅配品はこんな感じで届きました。箱を開けると、ハーブのよい香りが・・。丁寧な梱包と、説明書が付いているのにも感激でした。
その中の野菜を使って、早速に料理を作ってみました。
■2種のトマトとモッツアレラチーズ(カプレーぜ)
①大きなトマトは輪切り、小さいトマトは食べやすい大きさに切る。(ここでは写真で区別がつくように、丸のまま使用してます)モッツアレラチーズは適宜切る。
②皿に盛りつけ、塩、オリーブ油を適宜かけ、バジルを添える。
(ハート型のバジルが、我が家のプランターにありました。皿の右はじ見てください!)
■野菜のディップ(これまた、料理とは言えませんが・・・)
①きゅうり、白ニンジン、ニンジンなどを適宜細切りにする。
②氷を入れた、グラスに入れて、マヨネーズ、塩等を添えて供す。
(マヨネーズ+すりごま+味噌=味噌マヨディップ、これは野菜と一緒に来たパンフレットにありました。すごく美味ですよ)
■ラタトウイユ(夏野菜のトマト煮)
①たまねぎ、ズッキーニ、ナスなどを乱切りにする。
②フライパンに薄切りニンニクを入れ、オリーブ油を加えて、さらに①の野菜を炒める。
③缶詰のトマト1缶と、バジルの茎がついたまま(適宜)を加え煮込む。
④煮立ったら、塩、コショー、コンソメスープの素を加えて10分ぐらい煮る。
(温かいままでも、冷やしても、パスタに和えても美味しい!それに簡単!)
■ニンジンサラダ
①白ニンジン、ニンジンは細切りにする。きゅうりも細切りにする。
②紅白のニンジンをボールに入れ、塩と酢少々をかけて、混ぜ、10分ほど置く。
③②を軽くしぼり、①のきゅうりを加えて、オリーブ油少々であえる。
(色どりが奇麗で、いくらでも食べられますよ)
いろいろ作って、デザートやおやつは何が良いかと考えたら・・・。厚真町の「木村米穀店」が作っている、米粉100%のシフォンケーキを思い出しました。地元の米粉を使ったオリジナルです。
それに、何かを添えたいと、この間買ってきた「山口農園のハスカップ」で作った、ハスカップジャムを。ちゃんと鍋で煮込み、砂糖30%程度の軽い味にしたものです。
シフォンケーキを食べやすい大きさに切り、マスカルポーネチーズとハスカップジャムを添えてみました。
そうこうしている内に、8月の「バラエティBOX」が1昨日やってきました。今月は「とうもろこし」同封のパンフレットに「到着したら、すぐ茹でましょう。その時、薄皮を一枚残しておくと、冷めてもシワがよりません」と書いてありました。蒸し物好きの私は、茹でるより蒸かすことにしてみました。
大きな中華せいろで蒸したので、あっという間に出来上がり。輝くようなつや、おいしそう、これは「味来(みらい)」という種類のものだとか。一粒食べて、すごく驚きました!甘い、みずみずしい…今まで食べた事のない新鮮な味に大感激!2日かかってやってきてもこの味、本当にすごいです。
「食」は確実に「都会と地方(田舎?)」を結びつけるものなのですね。どこにあっても”本物”はおいしい!カワイイ! これからも追及していきたいものです。