今澤知江の くらし「カワイイ!」レシピ

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厚真町(あつまちょう)すたこら訪問記・宝物は足下にあり!?その2

市街地から離れている、いわゆる『田舎』と言われるところには都会にあるような、おしゃれなパン屋さん(今は、べーカリーではなくブーランジュリーと言うらしい)はないし、レストランもない、美味しいものが何もない・・でも、「そんなこと嘆いていないで、なければ自分で作ればいい!」という力強い声をいただきました。その方は私が、町を元気にするためのお手伝いに行っている北海道勇払郡厚真町(あつまちょう)に住む、陶芸家の石山寿子さんです。冬の間ストーブの上の鍋で、パンも焼いていました!しかも、自家製天然酵母で作ったパンでした。すごい!美味しそう!
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そうですよね。嘆いていても何も始まらない、【自分の快適なくらしは自分で作る】ってことですよね。天然酵母は干しぶどうから作っているとか・・身近なモノを使って楽しく、ですね!
私が突然伺ったにも関わらず、作り置きしてあるお総菜を中心に素早く盛りつけて、もてなしてくださいました。『地元の土、地元から見つけた釉薬、地元の自然がモチーフの陶器』を中心に作られている石山さんの登志陶房の器なので、器と料理がベストマッチ、より美味しく見えました。器まで自分で作り、それで食を楽しむ、【究極のおもてなし】でもあり【最上の贅沢】でもあると思いました。こんな田舎で(すいません)でも、こんな田舎だからこその食材もあいまって、豊かなおもてなしの食卓に大感激です。ここには「地方だから・・・」という言い訳が存在しない。ステキです!
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そうそう、この町には「何もない!」と嘆かずに、『ないなら作ってしまおう!』と【地元の素材で、オンリーワンを作る】人たちがいたこと思い出しました。以前訪問した「木村米穀店」さんでは、「米粉のシフォンケーキ」や「チーズケーキ」を作っていました。ケーキ屋さんが存在しない町で、米屋さんなのに、ケーキ!?でも、米屋だからこそのケーキを作ってしまったのです。米粉も自家製で、無添加で手作り、安心安全です。どちらも優しい味わいでしたよ。
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そのシフォンケーキに、同じく地元の山口農園の新種のハスカップで作った(私が作りました)ジャムを添えて・・・私の午後のお茶の時間が楽しくなりました。ふんわり、もっちりの味わいがすばらしい!
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地元特産の米を使って「おふくろ味噌」を作っているJA女性部は、その味噌を使ってさらに「ナンバンみそ」を作っています。ピリ辛ですごく美味しいのです。そのままでご飯のお供に、野菜や豆腐に使えば、すぐさま立派な料理に変身します。私は、それに「自己流レシピ」を添えて、友人たちに手渡しています。大評判で追加注文がくるくらいです。
それと、小納谷道子さんが作る「漬け物」。これは『大根のハスカップ漬け』素材が地元のものなので味が違います。私もサラダのように食べているのですが、友人たちも「素材が新鮮でより美味しい!」と驚いています。小納谷さんは自宅に漬け物加工場を作って、作り始めたのです!?そうしないと販売できるものが作れないからなのです。その情熱がより美味しいものを生んでいるのだと思います。
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トマト農家の桐木さんは、そのトマトでピューレやジャムを無添加で作っています。後ろのものが発売されているトマトピューレ、手前の2つが試作中の「シシリアン・ルージュ」というイタリア・シシリア島生まれのトマトで作った、「トマトのトマトジュース漬け」と「ジャム」。イタリア料理に欠かせない本格的なトマトを作って、さらにそれを加工品にしようとしている!?すごいです。お金を出しても買えないモノを自分たちで作り出している感じです。
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厚真町(あつまちょう)の元気な女性たちは、「ないものねだり」をすることなく、「なければ自分で作る」と【足下にある素材=宝物】を探し出して、それで豊かなくらしを作っているようでした。あっぱれ!アッパレ!こういう地道なコトの積み重ねが、本当の町の力になること皆さんに知って欲しいです。
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by imazawajpt | 2010-01-12 20:50

厚真町(あつまちょう)すたこら訪問記・宝物は足下にあり!?その1 sanpo

朝日新聞を読んでいたら、【足下に宝物】【ないものねだり決別】の文字が目に飛び込んできました。今までの地方のあり方を反省し、これからの地方再生に取り組んでいる過疎の町を取り上げた記事でした。『我が意を得たり!』とはこのことでしょうか。私もずーーとそう思っていました。地方都市では大方、古いモノを壊して、「え!?」と思うような不釣り合いなエセ豪華な建物だけを造ってきたことを悲しく見ていたからなのです。今、町を元気にするためのお手伝いをしている北海道勇払郡厚真町(あつまちょう)にも、このことは当てはまると思い、町の【足下にある宝物】について考えてみました。昨年末、その【宝物】に相当する“遺跡発掘”をしているチームをお訪ねしました。発掘したモノを集め修復したり、資料を作っている場所は雪の中にありました。そこの責任者でもある町の教育委員会の乾さんがご案内くださいました。
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この町には旧石器時代の木炭のかけらから、縄文時代の土器、先住民族であるアイヌ民族の残した金属製品や刀、首飾りのような装飾品やお墓の跡まで、かなりの埋蔵文化財があるとのこと。平成14年からは厚幌ダム建設工事に伴う発掘が本格的に始まり、5月~10月末は発掘作業、11月~4月末まではそれらの資料整理とまとめ、修復などを行っているとのことでした。
土器のかけらを、このように分類して・・・
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貼り合わせて、元の形に近づけて再現するようです。見るのは簡単、でもここま調べて破片の関連性を見つけるなんて・・・その細やかな情熱に感動させられました。それを手に持って鑑賞させてもらえるのです!こうすると形の感じがしっかり受け止められます。
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鉄の鍋、これは鹿との物々交換で手に入れたものだそう。刀も同様にして得たモノだそうです。今は農作物を荒らすので嫌われている鹿も、当時は食べられるし、毛皮は使えるしと、貴重な資源だったようです。それと、どうやって人が行き来していたんでしょうか。ますます興味が沸いてきます。
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首飾りの一部「玉」も、墓の中から見つかっています。これは本州や大陸との交易を示す貴重な資料だそうです。
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でもただ掘っているだけでは掘りすぎて、お墓を見つけることができないはずなのに、見つけられるのは何故?と伺ったところ、まず十字に溝を掘って地層を確認するのだそうです。古い地層の上に、突然新しい地層の土があったら、そこは以前掘ったということになるので、堀り方を変えるそうです。遺跡初心者の私も理解できました。基本になる地層はこんな感じだそう。
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この町は川が上流から下流まで流れていて、それに沿って山奥まで遺跡がある貴重な地域だそうです。北海道そのものとアイヌ民族の歴史がわかることも重要なことだそうです。遺跡を通して、この町のことをより深く知ることができるのです・・・と熱く語ってくださる乾さんの話に私も引き込まれてしまいました。土器に模様があることも文化度の高さを示しているようです。
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遺跡に何の興味がなくても、土器の破片を細かく分類整理していたり、それを復元していたり、貴重な埋蔵品が、大切に分類されている、こういう現場を見るとその奥深さに引き込まれることよくわかりました。レストランでも「オープンキッチン」があると、より美味しいレストランと思えるように、このような遺跡の発掘品も、『分類され復元される現場』そのものを展示場にすればよいのです!立派な博物館はいらないのですね。ライブな現場で、熱く語ってくれる人がいさえすれば、それが一番!そうすれば私が感じたワクワク感が皆に伝わるのだと思いました。本当に【宝物】は足下にありました。
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by imazawajpt | 2010-01-05 20:40

年末&年始は楽しい!その2

雪で東京に戻れなくなり、猫の手も借りたい年末がさらに忙しくなりました。戻って、仕事を片づけ、30日に母のところで「おせち」を少し作って、31日に我が家の大掃除と正月準備。あまりのドタバタにグッタリしていたところ、長野から荷物が届きました。以前お手伝いしていた「木の花屋」ブランドの漬け物を作っている宮城商店さんが、100周年を迎えたとか。すごいです。私もうれしくなりました。年末恒例の「野沢菜漬け」が今年も美味しくできたそうです。
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そうそう、正月のドア飾りをクリスマスから正月に変更しなくちゃ。クリスマスリボンを何となくお正月風に変え、ポチ袋を付けてみました。
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玄関には、千歳空港で見つけた「雪だるま」を飾りました。これは姪と甥の子供と妹の息子のお年玉を入れようと考えて買ってきました。皆、カワイイ!ものが大好きなのです。これは、中にバター飴が入っているようです。発砲スチロールをこんな形にするだけだって大変そう。イイモノ見つけた!とぼけた顔がカワイイ!皆の喜ぶ顔が浮かびます。
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お正月のために、大量のチーズとカレンズとクルミのパンを買い、いただいたシャンパンを冷やします。
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仏さまにも、お正月のお菓子を。西麻布の昇月堂「干支の虎まんじゅう」と「花びら餅」です。父が勝次郎と言う名前だったので、その一字が入った漆の皿にのせました。
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1月1日の空は一年で一番きれいなのではないかしら?東京にも青空が戻ってきます。
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今年の「なんちゃっておせち」はこんな感じになりました。母と煮物、栗きんとん、煮豚を作ったので、なんとか形になりました。北海道の義姉からもらった「サーモン」と「かずのこ」のおかげで豪華になりました。黒豆はドライパックの黒豆を「砂糖+醤油」で煮たもの。簡単です。
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もう一つのガラスのお重には、漬け物を詰め合わせました。富山の友人が送ってくれた「ぶりのかぶら寿し」、北海道の小納屋道子さん作の「ハスカップ漬け」と「カブと大豆の漬け物」長野の「野沢菜」も加わり賑やかになりました。どれも冬の味覚でおいしい!
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お正月の取り皿は、私が子供の時から使っていた九谷の皿を使います。もう2枚しか残っていません。大切にしなくちゃ。漆の小皿は工房塩津村の井崎正治さん作のもの。
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お正月には年賀状もたくさん届いて友人たちの近況がわかり、うれしくなります。昨年結婚した人、子供が生まれた人。それらに返事の年賀状を書くひととき、自分とその人が友人になった経緯を思い出して、人生の楽しさをしみじみ実感します。やっぱりお正月っていい。のんびりとした時間が流れる一年に一度の貴重な時、大切にしたいものと思いました。アート系友だちのアートな年賀状たち。玄関に飾って大切にします。
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by imazawajpt | 2010-01-02 18:32

年末&年始は楽しい!その1

年末に仕事で北海道に行っていました。苫小牧の海沿いに「マルトマ食堂」という有名な漁師さんのための食堂があると聞いていたので、行ってみました。寒い寒い日でした。
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その寒さにもかかわらず、大人気の食堂。「ほっき貝」が名物らしく「ほっきカレー」「ほっきの刺身」etc・・・初心者の私と姪の綾子ちゃんは、それぞれ海鮮モノを選び、「ほっき貝のバター焼き」を単品で頼みました。すごい!この堂々たる量!圧倒されました。もち、美味でしたよ。
いくら丼と海鮮丼がそれぞれ1,500円、ほっきのバター焼きが1,000円でした。安い!
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市場にはお正月用の海鮮がたくさん。その安さに又驚きました。かじかは一箱この値段!
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そんなこんなで空港に向かう頃には、雪が降り始めました。天気予報は降雪確率90%だったのです。大当たりの感じです。
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空港のロビーで除雪の作業をずーーと見ていました。除雪してもしても、雪は降り積もりました。
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待てども、待てども飛行機は飛ぶ気配もなく。ロビーで待つこと3時間、いざ出発と飛行機に乗って2時間・・・雪だけと付き合った午後。結局、東京に帰ることはできなくなったのです。
写真がたくさんになってしまったので、続きはその2に。
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by imazawajpt | 2010-01-02 17:48