今澤知江の くらし「カワイイ!」レシピ

imazawajpt.exblog.jp
ブログトップ

厚真町(あつまちょう)すたこら訪問記・宝物は足下にあり!?その2

市街地から離れている、いわゆる『田舎』と言われるところには都会にあるような、おしゃれなパン屋さん(今は、べーカリーではなくブーランジュリーと言うらしい)はないし、レストランもない、美味しいものが何もない・・でも、「そんなこと嘆いていないで、なければ自分で作ればいい!」という力強い声をいただきました。その方は私が、町を元気にするためのお手伝いに行っている北海道勇払郡厚真町(あつまちょう)に住む、陶芸家の石山寿子さんです。冬の間ストーブの上の鍋で、パンも焼いていました!しかも、自家製天然酵母で作ったパンでした。すごい!美味しそう!
e0133362_20403092.jpg

そうですよね。嘆いていても何も始まらない、【自分の快適なくらしは自分で作る】ってことですよね。天然酵母は干しぶどうから作っているとか・・身近なモノを使って楽しく、ですね!
私が突然伺ったにも関わらず、作り置きしてあるお総菜を中心に素早く盛りつけて、もてなしてくださいました。『地元の土、地元から見つけた釉薬、地元の自然がモチーフの陶器』を中心に作られている石山さんの登志陶房の器なので、器と料理がベストマッチ、より美味しく見えました。器まで自分で作り、それで食を楽しむ、【究極のおもてなし】でもあり【最上の贅沢】でもあると思いました。こんな田舎で(すいません)でも、こんな田舎だからこその食材もあいまって、豊かなおもてなしの食卓に大感激です。ここには「地方だから・・・」という言い訳が存在しない。ステキです!
e0133362_20443617.jpg
e0133362_20445852.jpg
e0133362_20452090.jpg
e0133362_20454310.jpg
e0133362_20455863.jpg

e0133362_2124047.jpg


そうそう、この町には「何もない!」と嘆かずに、『ないなら作ってしまおう!』と【地元の素材で、オンリーワンを作る】人たちがいたこと思い出しました。以前訪問した「木村米穀店」さんでは、「米粉のシフォンケーキ」や「チーズケーキ」を作っていました。ケーキ屋さんが存在しない町で、米屋さんなのに、ケーキ!?でも、米屋だからこそのケーキを作ってしまったのです。米粉も自家製で、無添加で手作り、安心安全です。どちらも優しい味わいでしたよ。
e0133362_2104623.jpg

そのシフォンケーキに、同じく地元の山口農園の新種のハスカップで作った(私が作りました)ジャムを添えて・・・私の午後のお茶の時間が楽しくなりました。ふんわり、もっちりの味わいがすばらしい!
e0133362_21394136.jpg

地元特産の米を使って「おふくろ味噌」を作っているJA女性部は、その味噌を使ってさらに「ナンバンみそ」を作っています。ピリ辛ですごく美味しいのです。そのままでご飯のお供に、野菜や豆腐に使えば、すぐさま立派な料理に変身します。私は、それに「自己流レシピ」を添えて、友人たちに手渡しています。大評判で追加注文がくるくらいです。
それと、小納谷道子さんが作る「漬け物」。これは『大根のハスカップ漬け』素材が地元のものなので味が違います。私もサラダのように食べているのですが、友人たちも「素材が新鮮でより美味しい!」と驚いています。小納谷さんは自宅に漬け物加工場を作って、作り始めたのです!?そうしないと販売できるものが作れないからなのです。その情熱がより美味しいものを生んでいるのだと思います。
e0133362_2110646.jpg

トマト農家の桐木さんは、そのトマトでピューレやジャムを無添加で作っています。後ろのものが発売されているトマトピューレ、手前の2つが試作中の「シシリアン・ルージュ」というイタリア・シシリア島生まれのトマトで作った、「トマトのトマトジュース漬け」と「ジャム」。イタリア料理に欠かせない本格的なトマトを作って、さらにそれを加工品にしようとしている!?すごいです。お金を出しても買えないモノを自分たちで作り出している感じです。
e0133362_21165016.jpg

厚真町(あつまちょう)の元気な女性たちは、「ないものねだり」をすることなく、「なければ自分で作る」と【足下にある素材=宝物】を探し出して、それで豊かなくらしを作っているようでした。あっぱれ!アッパレ!こういう地道なコトの積み重ねが、本当の町の力になること皆さんに知って欲しいです。
[PR]
by imazawajpt | 2010-01-12 20:50